少女マンガ的社内恋愛
私が昔常務に会っていようが、からかわれていただろうが、社会人たるもの公私混同はしちゃいけない。


「ありがと燐。少し気が楽になったよ。じゃあ行ってきます」


いつも頼もしい親友にお礼を言ってから、社外に出た。


私は好きで高稲に入ったんだ。幾ら小さい頃嫌な記憶を山盛り与えてきた人が新常務になったとは言え、やっぱり辞める事は出来ない。


それに常務は『また仲良く』とか言ってたけど、重役と一般社員がベタベタする機会なんかそんなに無いよね?


私は私の仕事を頑張って、常務なんてほっとけばいいんだ。


「なんだ、簡単じゃない!」
< 54 / 383 >

この作品をシェア

pagetop