少女マンガ的社内恋愛
グダグダ悩んで靄がかかっていた心が、透き通る青空と輝く太陽に導かれる様に晴れ渡っていく様だった。


そうだよそうだよ。昔は私まだ年齢一桁で何も出来なかったけれど、今はもう27歳。


ここはドーンと大人の底力を見せて、今度こそ鬼ネコを撃退すればいいんだわ!!高稲常務の方が私より年上だけど!!


「失礼します。高稲食器株式会社営業部の、倉金と申します」


一気に気が楽になった私は、最近新しく出来た旅館に契約交渉の為1人乗り込む。


「どうもどうも。当旅館の支配人の気多《きだ》と申します。まだまだ暑いと言うのに、ご苦労様ですね」
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