少女マンガ的社内恋愛
契約を取り付ける事が出来て、口元がゆるゆるに緩む。


「見たか常務!私だってやれば出来るんぞ!」


気多支配人に見えない様に隠れて小さくガッツポーズをして、嬉しさを発散させた。


昔はやられっ放しな私だったけど、今はもうこうやって立派に仕事を進める事が出来るんだ。いつまでも弱いチビネズミだなんて思うなよ!


「では後日契約書を持ってまたお伺い致しますね。今日はありがとうございました」


今度常務に会ったら次は余裕を持って対処してやろうと、ウキウキ浮かれる心を頑張って抑えて旅館の出入口まで支配人とやって来た。


その時……
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