少女マンガ的社内恋愛
ジェントルマンな被りネコの下は性根の腐った鬼ネコだなんて、きっと燐以外は信じてくれない。


なので現在常務が天使と悪魔を器用に操ってる事は、高稲食器株式会社の中では私と燐しか知らない…と思う。


「まぁ社長は知ってるんだろうけどさ……」


気を取り直してキーボードの上で指を動かしながら呟いた。


社長は常務のお父様なのだから、当然一人息子の真の性格は理解しているだろう。


昔は夫人と共に私を泣かす常務に怒ってくれていたが、今また復活しているのは知ってるのかな?


いや……もしかしたら、私が高稲の社員だとすら知らないかも。
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