少女マンガ的社内恋愛
ポツッと呟いて、足を一歩進める。


「よう、チビネズミ」


「!?たっ、高稲常務!?」


店に入る前に右横から常務に声をかけられて、目を見開いてしまった。


な、なんで常務がここにいるの!?


「仕事で外に出ていて、今日はもう直帰しようと思ってたんだよ。お前も仕事帰りか?」


「そうですけど……いきなり目の前に現れるの、やめて下さい」


常務が支配人から私を引き離した日もそうだったけど、この人が10日前に再び私の前に現れた時から、私の日常は崩壊したのだ。


「まあまあ。と言うかお前、この100円ショップ入るのかよ?」
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