まじめっ娘とイケメンくんの恋


選んだプレゼントは謙太さんがつけてた
香水ブルガリ。


高すぎず安すぎず
手頃かなと思って選んだ。


「綾子まだ来ないの?」


気づけば19時を回ってる。


「すぐ行くね」
あたしが到着したのは30分遅れだった。


「あれ?あやっぺも来たじゃん」


「そう!あたしが呼んだの」


「いらっしゃい!
ここ空いてるよ」
佑樹さんが座るスペースを空けてくれた。


愛しい人はみんなの中心にいる
「誕生日おめでとう」
プレゼントを手渡そうとしたが
謙太さんの横には知らない人が座っていた。


誰かの彼女?


彩子さんイツメンって言ったよね?
しかも謙太さんと密着までいかないけど
かなり近い位置。


「あなたは誰?」


「あ・・・あたしは彩子さんと
ルームシェアしてます」


「同姓同名なんだよ」
と説明する元春さん。


「へぇ~そーなんだぁ
可愛らしい子だね」


「あやっぺをここまで変身させたのは
謙太のねーちゃんと彩子
その前のあやっぺは
モロ田舎者だったんだよ」


そこまで説明しなくていいんですけど。。。


「そーなんだぁ~
あっ!あたしはね
謙太の彼女の夕陽です
よろしくね」


謙太さんの彼女ーーー


「おいおい」と言うものの
みんな訂正しない。


いつから?
つい2週間前は居ないって言ってたよね?
あれはうそだったのか?




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