まじめっ娘とイケメンくんの恋
「こんな時間にどこへ掛けるんですか?」
「バカタレによ!」
「バカタレ?」
「そう」
ーーー謙太&彩子sideーーー
「もしもし けんちゃん?
綾子と一緒にいる?」
「居ねーよ
一人だけど?」
「そーなんだ・・・
綾子が遅いから一緒かな?と
思ってね それならいいんだけどね」
「もう着いてる頃じゃない?」
「えっ?帰らせたの?一人で?」
「まだ着いてないのか?
タクシーで帰ったから
着いてもいい時間だと
おもうんだけど?」
「着いてないよ
昨日もさ ここの下で変な人が居たからね
最近物騒なんだよね」
「物騒?」
「追いかけられたりさ
ちょい聞いたからね
まぁ 綾子はけんちゃんと
一緒なら大丈夫か?と思ったんだけどね
なんでここまで送らなかったの?」
「なんでって・・・」
「無責任過ぎない?」
「無責任じゃねーよ
ちゃんとタクシー呼んだし!」
「いや!無責任!
綾子に何かあったらどーすんのよ
もー!けんちゃん!すぐに来て!」
「飲酒運転になる!」
「あっ・・・そう!
わかりました!
もうけんちゃんには何も頼みません
綾子に何かあったとしても
もう電話もしないから
じゃあね」
彩子さんはプチッと電話を切った。
そして
「はい!終了
時期に来るからみてなさい」
と自信たっぷりに言ったのだった。
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