まじめっ娘とイケメンくんの恋
「もー!あやこさーん
あたし忘れようと思ってるのに!
まぁ~来るわけないですけどね」
30分くらいたっただろうか
玄関のチャイムが鳴った。
「ほら!来た!」
彩子さんはニヤッと笑いながら
「部屋に帰ってて」と
あたしを部屋に追いやった。
玄関を開けると「やっぱり来たのね」
と謙太さんに言うと
「帰ってきた?」と
すぐに彩子さんに聞いていた。
「あっ!帰ってきたよ
部屋に居るよ」
「はぁ?帰ってんなら
帰ったと連絡ぐらいしろよ!
暇じゃねーんだよ」
「どーせ寝るだけでしょ!
飛んできたのはどうして?
別に来なくてもよくない?
それなのにここへ来るって
綾子が心配だったからじゃないの?」
「うるさいわ!!!」
そんな声が聞こえてきたあとに
あたしの部屋のドアを
謙太さんが叩いて
勝手に入ってきた。
「お前なぁ~帰ったら
今帰りましたとか連絡ぐらいしろよな!」
といきなりまたあたしを怒る。
すると後をつけてきた彩子さんか
「こら!けんちゃん綾子を怒らないで
優しく話をしてね
あとは任せたからね」
と自分の部屋へと帰ってしまった。
「あいつなんなん?
まぁ~お前が帰ってるんならいいわ
帰るわ」
「あたしね・・・
記念日と言ったのはね
失恋記念日だったんだ」
「失恋記念日?」
「そう恋を失ったの」
「えっ・・・マジ???
振られたのか?」
少し謙太さんの口調が優しくなった。