まじめっ娘とイケメンくんの恋


「もー!あやこさーん
あたし忘れようと思ってるのに!
まぁ~来るわけないですけどね」


30分くらいたっただろうか
玄関のチャイムが鳴った。


「ほら!来た!」
彩子さんはニヤッと笑いながら
「部屋に帰ってて」と
あたしを部屋に追いやった。


玄関を開けると「やっぱり来たのね」
と謙太さんに言うと
「帰ってきた?」と
すぐに彩子さんに聞いていた。


「あっ!帰ってきたよ
部屋に居るよ」


「はぁ?帰ってんなら
帰ったと連絡ぐらいしろよ!
暇じゃねーんだよ」


「どーせ寝るだけでしょ!
飛んできたのはどうして?
別に来なくてもよくない?
それなのにここへ来るって
綾子が心配だったからじゃないの?」


「うるさいわ!!!」


そんな声が聞こえてきたあとに
あたしの部屋のドアを
謙太さんが叩いて
勝手に入ってきた。


「お前なぁ~帰ったら
今帰りましたとか連絡ぐらいしろよな!」


といきなりまたあたしを怒る。


すると後をつけてきた彩子さんか
「こら!けんちゃん綾子を怒らないで
優しく話をしてね
あとは任せたからね」
と自分の部屋へと帰ってしまった。


「あいつなんなん?
まぁ~お前が帰ってるんならいいわ
帰るわ」


「あたしね・・・
記念日と言ったのはね
失恋記念日だったんだ」


「失恋記念日?」


「そう恋を失ったの」


「えっ・・・マジ???
振られたのか?」


少し謙太さんの口調が優しくなった。



< 122 / 125 >

この作品をシェア

pagetop