まじめっ娘とイケメンくんの恋
結局近くの総合病院へあたしの運転で。
「ねっ!アクセルどっち?」
「おい!そこからか?
もー!余計に具合が悪くなるよ」
「嘘ですよ わかんなかったら
免許取れないじゃないですか」
冗談を言ってないと
緊張しちゃってガチガチなんだもん。
運転したと言ってもお母さんの軽自動車
今はプリウス・・・
初普通車
初セダン 正直怖い。
なんとか無事に病院について
診察してもらった結果
胃腸炎を起こしてるらしい。
食あたり・・・。
「何を食べたんですか!」
「一昨日はツレと焼き肉」
「よく焼いて食べないからよ」
「全く・・・お前はうちのおかんか?」
あっ・・・ついつい
説教じみた事を言ってしまう
可愛くないあたし 反省。
結局点滴をしてもらって
解熱剤に吐き気止め そして
下痢止めに抗生物質を処方してもらって
アパートへ帰ることになった。
「キー貸して」
「あたしが運転しますって!」
「絶叫マシンに乗ってる方がまし!
それにもう大丈夫だから」
「そ・そうですか じゃあ
・・・なんて言うわけないでしょ
少し楽になっただけなのに」
「安全運転しろよ」
オレがする!と
最後まで強く言わなかったのは
まだまだ体調は悪いんだと思う。
あたしも彩子さんに頼まれたから
責任あるしね。