龍瞳ーその瞳に映るもの
「なぁ、ねーちゃん」

一番後ろで薄ら笑いを浮かべていた
男が話し出した途端、前にいた男達が
道を開けるように前を開けた。

「警察てのはな
証拠がなきゃどうもできねーんだよ」

後数分もすれば警察がつく事なんて
気にもならないような余裕顔。

「俺らはただ店で買い物をしようと
してただけなんだって言えば
それ以上、警察は何も言えねーんだよ」

防犯カメラには音声は入っていない。

「くだらねー事させてんじゃねーよ!
オッサン、お前俺ら怒らせてーのか?
あぁ?こんな店跡形もなく燃えちまったらオッサンに何も残んねーだろ。
そうなる前にさっさと権利書出せや」

矛先は店長にむかう。
脅しの言葉を吐きながら、
そんな風には見えないように
防犯カメラ用の態度を取る。
< 101 / 306 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop