龍瞳ーその瞳に映るもの
ガタン、緊迫する店内に響く音の方に
誰もが目を向ける。

ガタンとまた音がしたのは
ドアを閉めた音だろう。

その後に続くのは足音で
誰かがこっちに歩いてきている。

「まだ誰かいんのか」

突然の事に苛立ちを隠せない男は
店長にそう聞いた。

「いや、誰もいないはずで…
もしかしたらお客様がトイレから」

出てきたのかもと言い終わらないうちに
足音の正体は姿を現した。
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