龍瞳ーその瞳に映るもの
「どうでもいいやって思ってた。
とりあえず生きてけるならいいやって。
家族とか仲間とか正直なくても
生きてけるじゃんって思ってた」

私が唯一思っていたこと。
それは、生き抜くこと。そう思いながらその主犯が美緒ちゃんだと言えなかったのは一生に暮らしてきた情かな。

「お母さんの遺言さえ守れればいい」

ううん、違う。
それだけの為に今日まできた。

お母さんの意識がなくなる直前
言った言葉。

「お父さんに会いたいよ、って」

言ったんだ…


< 128 / 306 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop