龍瞳ーその瞳に映るもの
ナノハ…
苦しげなアズの声で呼ばれた名前は
私を私でなくさせた。
もう何もいらない、アズ以外…
あの夜わからないフリをした
アズへの気持ちがわかったような気がした。
そんな予感は次の朝確信にかわる。
隣に眠るアズの寝息。
ずっとそばにいてくれた喜びに
思わず笑ってしまう。
「何がおかしい」
寝たフリをしていたのかと思うほど
寝起き感のないアズは
パチリと目を開けている。
「いびきかいてたよ」
だからウソをついてみる。
「かかねーよ、バカ」
不思議な空気に戸惑う私はクルリと
寝返りするふりして背中をむけた。
「お前こそ寝言、うるせーよ」
後ろを向いてるのをいい事に
私の髪で遊びだす。
「寝言なんか言わねーよ」
それがこそばくて肩をあげて誤魔化す。
「アズ」
だけど言っておきたいことがある。
「飼い殺しでいいから一緒にいたい」
もうどこにも行きたくない。
「…やっぱわかってねーな」
呆れた顔は少し寂しそうで。
「まぁ、いい。じっくり教えてやる。
だからそれまで飼い殺されてろ」
苦しげなアズの声で呼ばれた名前は
私を私でなくさせた。
もう何もいらない、アズ以外…
あの夜わからないフリをした
アズへの気持ちがわかったような気がした。
そんな予感は次の朝確信にかわる。
隣に眠るアズの寝息。
ずっとそばにいてくれた喜びに
思わず笑ってしまう。
「何がおかしい」
寝たフリをしていたのかと思うほど
寝起き感のないアズは
パチリと目を開けている。
「いびきかいてたよ」
だからウソをついてみる。
「かかねーよ、バカ」
不思議な空気に戸惑う私はクルリと
寝返りするふりして背中をむけた。
「お前こそ寝言、うるせーよ」
後ろを向いてるのをいい事に
私の髪で遊びだす。
「寝言なんか言わねーよ」
それがこそばくて肩をあげて誤魔化す。
「アズ」
だけど言っておきたいことがある。
「飼い殺しでいいから一緒にいたい」
もうどこにも行きたくない。
「…やっぱわかってねーな」
呆れた顔は少し寂しそうで。
「まぁ、いい。じっくり教えてやる。
だからそれまで飼い殺されてろ」