龍瞳ーその瞳に映るもの
アズの部屋に戻り
その笑みは龍瞳の力になる私への報酬。

勘違いしそうになる愛撫もキスも
男としての性。
お前を見てると、
理性が飛ぶと言って獣になる男の性。

「来い」

そう言って両手を広げる仕草も
飛び込んだ私を抱きしめる腕も
全部、本物になればどんなに幸せだろう。

一生、飼い殺しにされてもいいと
思うほど私の思いは膨らむばかり。

「…ッ」

毎晩、アズの誘う快楽に溺れながら
愛して欲しいと疼く私の性。

その指を拒絶できれば、
アズに愛される権利を手に入れられる
かもしれない。
だけど、私は愛されていないとわかりながらまたこうしてアズを受け入れる。
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