龍瞳ーその瞳に映るもの
一日ずっといた頃から考えれば
アズといれる時間はわずか数時間。

時計の針が22時を指せば
アズの腕の中から離れなくちゃいけない。

帰り際トイレに行って戻って来たら
アズが電話を切ったところだった。

「送っていく」

家の近くまでは無理だから
少し離れた公園の入口で車を降りる。

「バイバイ」

アズにバイバイを言う日が来るなんて
思わなかった。

「また、明日な」

「うん」

アズの部屋で2人限らた時間を
惜しむようにお互いを求めあった。

隠し持っている携帯をカバンの奥に押し込める前にアズにおやすみのメールを打った。

返事はすぐに返ってくる。
ーまた、明日なー
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