龍瞳ーその瞳に映るもの
「ね、アズ、おかしくない?」

渡されたセーラー服を着て
鏡の代わりに窓に姿を映すけどうつらない。

「セーラー服じゃなかったから変な感じ」

私の学校はブレザーだった。

チラっとアズを見るけれど
素知らぬ顔でモーニングコーヒーを
味わっていた。

ここに来て私は独り言が増えた。
話しかけても返ってこないのが
わかったから初めからあきらめて
結局、独り言のつもりで話す。

「よしっ、頑張ろ」

今日は初仕事。
最初のリストを覚えてから私がした仕事と言えば料理と掃除と洗濯。

OLというより家政婦さんのようだ。
< 59 / 306 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop