イジワル御曹司のギャップに参ってます!
「まぁ、今も昔も変わらず、氷川くんが女性にモテモテだっていう噂は、飛んでくるけどねぇ」
若部さんがニヤリと笑みを浮かべながら言った。
「じゃあ、こういうのはどうだろう? 氷川くんが俺主催の合コンに来てくれるなら、『星宝Lilia』に話を通してあげるよ。氷川くんの名前を出すだけで、女性陣が釣れるからねぇ」
くっくっく、と悪い笑みを浮かべながら、若部さんが私へ提案してきた。
こんな提案、氷川が了承するはずがない。
そもそも氷川は、この企画に反対なのだ。
だけど、せっかくのチャンスだしなぁ。
私は考えた末、「氷川さんに伝えておきますね」と、もやっとした返事だけを返した。
合コンのお誘いを伝えるだけなら問題ないだろう。そのあと、受けるか断るかは氷川次第。たぶん断るだろうけど。一応、嘘はついちゃいない。
「交渉成立だね! いいよ! 今日の午後の打ち合わせで『星宝Lilia』に話を通しておいてあげる!」
若部さんは拳を振って瞳を輝かせた。
意気揚々と『合コン♪ 合コン♪』なんて鼻歌を歌っちゃったりしている。
ちょっとだけ申し訳ない気持ちになりつつも、私はほっと胸を撫で下ろした。
これで私のコラボレーション企画は、成功に一歩近づいたことになる。
――私ひとりでだって、成功させてみせる。
もはや内容どうこうというよりも、氷川に大反対された企画を一人で成功させることに、意地になっていた。
若部さんがニヤリと笑みを浮かべながら言った。
「じゃあ、こういうのはどうだろう? 氷川くんが俺主催の合コンに来てくれるなら、『星宝Lilia』に話を通してあげるよ。氷川くんの名前を出すだけで、女性陣が釣れるからねぇ」
くっくっく、と悪い笑みを浮かべながら、若部さんが私へ提案してきた。
こんな提案、氷川が了承するはずがない。
そもそも氷川は、この企画に反対なのだ。
だけど、せっかくのチャンスだしなぁ。
私は考えた末、「氷川さんに伝えておきますね」と、もやっとした返事だけを返した。
合コンのお誘いを伝えるだけなら問題ないだろう。そのあと、受けるか断るかは氷川次第。たぶん断るだろうけど。一応、嘘はついちゃいない。
「交渉成立だね! いいよ! 今日の午後の打ち合わせで『星宝Lilia』に話を通しておいてあげる!」
若部さんは拳を振って瞳を輝かせた。
意気揚々と『合コン♪ 合コン♪』なんて鼻歌を歌っちゃったりしている。
ちょっとだけ申し訳ない気持ちになりつつも、私はほっと胸を撫で下ろした。
これで私のコラボレーション企画は、成功に一歩近づいたことになる。
――私ひとりでだって、成功させてみせる。
もはや内容どうこうというよりも、氷川に大反対された企画を一人で成功させることに、意地になっていた。