『ココロ彩る恋』を貴方と……
辛いと思うよりも悔しかった。
私を愛してくれた祖父の行為を、誰にも馬鹿にして欲しくなかった。
「お爺ちゃんは満たされなかった私の心とお腹を満たしてくれた。
怒りと寂しさと憎しみだけを抱えていた気持ちに寄り添って、傷を癒してくれたんです……」
話しているうちに涙が出てきてしまった。
なるべく明るい雰囲気で話したかったのに、やっぱりどうしても無理がある。
「だから…お爺ちゃんが病気になった時は辛かった。
足が腐っていくのを見るのは……耐えれなかった……」
声がくぐもってしまった。
これ以上泣くまいと息を呑み込んでばかりいたら、兵藤さんが背中をさすってくれた。
その手の平があったかくて、ますます涙が止まらなくなって……
「…お爺ちゃんはいつも……私を褒めてくれてた……。『紫音はいい子だ』というのが口癖で……だから、私はいい子でいないといけないと思って……お爺ちゃんの体には悪いと思いつつも、出された料理を食べ続けてあげることしかできなかった……。
他には何もしてやれなかった……。敗血症になって…あっという間に命が亡くなっても……ただ、手を握ってあげることし、か……っ……」
とうとう何も言えなくなって泣き声に変わった。
兵藤さんの胸を借りることになってしまい、後から思うと顔から火が出そうな程恥ずかしい。
私を愛してくれた祖父の行為を、誰にも馬鹿にして欲しくなかった。
「お爺ちゃんは満たされなかった私の心とお腹を満たしてくれた。
怒りと寂しさと憎しみだけを抱えていた気持ちに寄り添って、傷を癒してくれたんです……」
話しているうちに涙が出てきてしまった。
なるべく明るい雰囲気で話したかったのに、やっぱりどうしても無理がある。
「だから…お爺ちゃんが病気になった時は辛かった。
足が腐っていくのを見るのは……耐えれなかった……」
声がくぐもってしまった。
これ以上泣くまいと息を呑み込んでばかりいたら、兵藤さんが背中をさすってくれた。
その手の平があったかくて、ますます涙が止まらなくなって……
「…お爺ちゃんはいつも……私を褒めてくれてた……。『紫音はいい子だ』というのが口癖で……だから、私はいい子でいないといけないと思って……お爺ちゃんの体には悪いと思いつつも、出された料理を食べ続けてあげることしかできなかった……。
他には何もしてやれなかった……。敗血症になって…あっという間に命が亡くなっても……ただ、手を握ってあげることし、か……っ……」
とうとう何も言えなくなって泣き声に変わった。
兵藤さんの胸を借りることになってしまい、後から思うと顔から火が出そうな程恥ずかしい。