『ココロ彩る恋』を貴方と……
トントンと背中を叩いて慰められる。
幼い子供にする様な仕草で、まるで父親か祖父の様な役目までさせている。



(本当にごめんなさい……)


兵藤さんの胸の中で謝り続ける。
二人きりの夜を迎えても尚、私の心の奥には隔たりがある。



(このギャップを超えていける……?)


レベルの違う彼と一つになれるのだろうか。


胸の中に芽生えた疑問が膨らんでいかないよう、ぎゅっと彼の作務衣を抱いた。



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