『ココロ彩る恋』を貴方と……
その緊張感の中で思い出されたことは、意外にも笑みを見せてくれた時の顔だった。
青っぽい目が細くなって潤んでいた。
柔らかそうな笑みの奥に見せた安堵は、これからもずっと、胸の奥に住み続けてくれるはずーー。
「昂さん……好き……」
ぎゅっと彼を抱きしめる。
身体中の熱を閉じ込めるようにして、全身全霊をかけて彼に想いを贈ろうとした。
なのに思いとは裏腹に、胸に手を乗せていた人が離れていく。
「……ごめん。なんかちょっとやばかった…」
寝惚けていただけのような言い方をしてベッドから起きだす。
こっちは急にその気が削がれ、呆然と背中を眺めるしかなかった。
兵藤さんは素肌の上から作務衣を羽織って振り向く。
ベッドの上で上半身をようやく起こした私の手を握り、「出よう」と声をかけてきた。
熱の冷めた眼差しに気が抜ける。
こくっ…と首を項垂れたままでベッドから降り、外れたままのブラのホックを留めさせてもらった。
「何しに来たんだ?」
ドアを閉めてから問われ、「ご飯ができたから呼びに来た」と呟いた。
兵藤さんは頷いて、「すぐに行くから」と言いながらも反対側へ向いて歩き出す。
「兵藤さん?」
不安になって声をかけると、振り向いた人は笑顔だった。
「ちょっと大切な物を持って来る」
青っぽい目が細くなって潤んでいた。
柔らかそうな笑みの奥に見せた安堵は、これからもずっと、胸の奥に住み続けてくれるはずーー。
「昂さん……好き……」
ぎゅっと彼を抱きしめる。
身体中の熱を閉じ込めるようにして、全身全霊をかけて彼に想いを贈ろうとした。
なのに思いとは裏腹に、胸に手を乗せていた人が離れていく。
「……ごめん。なんかちょっとやばかった…」
寝惚けていただけのような言い方をしてベッドから起きだす。
こっちは急にその気が削がれ、呆然と背中を眺めるしかなかった。
兵藤さんは素肌の上から作務衣を羽織って振り向く。
ベッドの上で上半身をようやく起こした私の手を握り、「出よう」と声をかけてきた。
熱の冷めた眼差しに気が抜ける。
こくっ…と首を項垂れたままでベッドから降り、外れたままのブラのホックを留めさせてもらった。
「何しに来たんだ?」
ドアを閉めてから問われ、「ご飯ができたから呼びに来た」と呟いた。
兵藤さんは頷いて、「すぐに行くから」と言いながらも反対側へ向いて歩き出す。
「兵藤さん?」
不安になって声をかけると、振り向いた人は笑顔だった。
「ちょっと大切な物を持って来る」