花奈 ~15日生きた君へ~
新しいクラスで、新しい年度をスタートさせた私たち。
私を取り巻く状況は相変わらずだったけど、大きなトラブルが起こることはなく、あっという間に約2ヶ月が過ぎた。
そうして、5月27日……花奈の18歳の誕生日当日がやって来た。
去年の今ごろ私はまだ吹奏楽部にいて、忙しすぎたから花奈の家に行けなかった。
電話でおめでとうは言ったけど、それだけで終わった気がする。
だからこそ今年はちゃんとお祝いしたいって思ってた。
良平にも前々からそのことは伝えてて、どうやってお祝いするか2人で打ち合わせしてた。
「俺ら電車乗りこなせるようになったんだし、ちょっと遠出して何か買ってこうぜ」
そしたら良平がそんないい意見を出してくれて、私たちはちょっと豪華なお祝いをすることに決めた。
待ちに待った放課後、私と良平は隣の市のケーキ屋さんに行きケーキを買った。