花奈 ~15日生きた君へ~
そんな花奈の誕生日から、2ヶ月弱が過ぎた7月中旬。
季節はすっかり夏になり、連日尋常じゃない暑さ。
その暑さに半分バテながらも、私は漠然と夏を楽しみたいなって思ってた。
花火見たり、風鈴の音聞いたり、蚊取り線香の匂い嗅いだり。
アイスとかスイカ食べたり、祭に行って屋台のもの食べたり。
そういうことして、思いっきり夏を満喫したいな……そう思っていた矢先のことだった。
「なぁ、来週の祭一緒に行かない?」
夏休みを直前に控えたある日の放課後。
突然、良平が私を夏祭りに誘ってきた。
その夏祭りは、毎年7月末に市内の中心部で行われているもの。
私も子供のころにお母さんと一緒に行ったことがあるけど、学生になってからは一度も行ってない。