花奈 ~15日生きた君へ~
「え、私と?」
突然の誘いに驚いた私は、良平にそう聞き返した。
「うん」
「2人で?」
「そうだよ」
当たり前じゃんって感じで良平は言う。
「良平、ほかに行きたい子いないの?」
私は1番気になったことを良平に尋ねた。
良平は女子の友達いるし、てっきりその中の誰かと行くと思ってた。
だから誘われて本当にビックリしてる。
「別にいないよ」
だけど良平は表情ひとつ変えずそう答えた。
「そうなんだ?好きな子とか彼女とかいると思ってた」
「いねーよ。で、いいんだろ?一緒に行けるんだろ?」
良平は急かすように行けるかどうか確認してくる。
「うん、いいよ」
「決まりな。絶対だからな。花奈にもお土産買ってこうぜ」
私が返事したら良平は力強くそう言い、私たちは夏祭りに行くことが決まった。