人事部の女神さまの憂い

調子よくそれを見送る久保くんを、じーっとにらんだ。

その視線に気づいたのか、久保くんはちょっと気まずそうな顔をする。

「久保くん。タイプの子なんでしょ」

「すっ、すいません。今日ブースで見てかわいいなと思ってたんですよ。でも話聞きたいのもほんとなんで。ガチンコ競合の話とかなかなか聞けないから、いいじゃないですか」

そう言いながら、すり寄ってくる久保くんをよけながら

「仕方ないな。最近頑張ってるご褒美ってことで。今回だけだよ」

食事会にOKを出した。

< 118 / 471 >

この作品をシェア

pagetop