人事部の女神さまの憂い
「今日泊まってくでしょ。送る気なくって飲んじゃったけど」
お店をでて、当たり前のように柏木さんが言ってきた。またもや、私が帰るなんて言うはずがないだろう、とでも思っているようで何かシャクだった。
「明日、土曜だけどイベントあって、仕事なんです。だから・・・」
そこまで言ったところで、言葉をかぶせられた。
「俺も明日、仕事。て言っても俺の場合、仕事じゃない日、ほとんどないけど。
朝、送ってくよ」
そして、手を差し出される。