人事部の女神さまの憂い
さっきの興奮はまだまだ続いたままだけど、飲み会序盤での突然の出来事。
せっかくのプレミアム焼酎もほとんど飲めていないし、立花さんの手料理は一口も食べていない。
2人にもらった幸せな興奮の余韻も楽しみたいし、ということで、どこかお店で飲んで帰ろうということになった。
「ここワインにあう焼鳥ってうたってて香織さんとも来るんですけど、実はいい焼酎もおいてるんです」
地元なんだからニシユリが店決めろ、と言われて香織さんとも何度かいったことがあるお店に入った。
メニューを広げながら、焼酎好きの藤木さんに自慢気に解説すると
「まじか。てか、このラインナップすげーな。ニシユリ、いい店知ってるねー」
お褒めの言葉をいただけて、ほっとした。外食といえば、いいレストランとかばっかり行っているイメージの藤木さんに満足してもらえるお店って、どこだろうとちょっと緊張していたのだ。