人事部の女神さまの憂い

さっきまでの「便利」のやり取りを思い出して、言葉につまっていると

「でも、やっぱ焼酎が一番だな。落ち着くし、この店これで料理がうまかったら最高だな。ニシユリに任せるから適当に頼んで」

店内をぐるっと見回して、メニューを、はい、っと手渡してくる。

メニューなくても頼めちゃうんだけどな、と思いながら、それぞれ好みの焼酎と、いつもこのお店で頼む串を数種類とおつまみをオーダーした。


「うめーじゃん。これ焼酎にあうねー。いつも大輔んとこもってくるツマミもだけど、ニシユリって酒にあう食べ物のセンスいいよね」

料理をつまみながら嬉しそうにしている藤木さんの言葉に、ここに連れてきてよかったーと心から嬉しくなった。




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