人事部の女神さまの憂い

店長に確認しますね、というワードが聞こえてきてすぐに戻ってきた店員さんは愛想よく

「いつもご利用いただいているので特別に、ということで」

1本の焼酎をほぼ仕入れ値に近い値段で持ち帰ることをOKしてくれた。

「藤木さん、やっぱり世界は藤木さん中心にまわってると思ってるでしょー。でも”百年の孤独”って。それ一人で飲んでたら、ちょっとホラーですよ」

藤木さんのとんでも行動をいさめつつ、焼酎のネーミングをいじると

「お前んちツマミあるんだろ。お前んちで飲むぞ。これも含めて俺のオゴリだ。ありがたいと思え」

またもや勝手な発言が。

てっきり自分の家に持ち帰って飲むものだと思っていたのに・・・。


< 234 / 471 >

この作品をシェア

pagetop