人事部の女神さまの憂い

さっき一瞬藤木さんにドキっとした時、家で2人きりなんだってことに気付いてちょっと焦ったものの、香織さん家にいる時と全然かわらない居心地のいい空気感に安心した。

まぁ、いつもキレイなお姉さん連れてる藤木さんは私に手を出すほど困ってないだろうけど。

「バカにしすぎですよー。ちょっと自分がモテるからって、感じ悪い」

鮭とばをかじっている藤木さんをにらむと

「ちょっとじゃないし。ニシユリもモテないわけじゃないんだろうけどなー。自分から、面倒なとこいくとかバカだよなー」

相変わらずモテ自慢をはさみながらも、意味がわからない、というような顔をして見られてちょっとだけ居心地が悪くなる。


< 241 / 471 >

この作品をシェア

pagetop