人事部の女神さまの憂い

「もう何連勤かわからないくらいで、ぐったりですよ。明日、ようやく休みなのが救いです」

何連勤か考えただけで疲れた気分になるので考えないようにしていた。今日はあと、面接記録を付けて久保くんたちの分もチェックすれば帰れるな、と算段をたてていると

「あ、休みなんだ。ちょうどいい。この前の焼酎、一人で飲んでないよな」

近づきながら藤木さんが言う。

「ちゃんと言いつけ守って、そのままにしてますよ。次、香織さん家行くときにでも持って行こうかと思って」

実はどうしても飲みたくなった時に、こっそり1杯だけ飲んでしまったけど、きっと1杯くらいわからないはず。

それを聞いた藤木さんは嬉しそうに、エライ、エライと私の頭をなでて

「今日、飲み行ってもいい?」

と首をかしげてくる。


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