人事部の女神さまの憂い
藤木さんの目と仕草が色っぽい。
子どもような落ち込む姿と色っぽさが同居しているのが藤木さんの不思議な魅力の1つなんだなと納得していると
「俺はもう、そういうの卒業するの」
と言っている。また調子のいいこと言い始めたなと思って、はいはい、と相手にせずに
「焼酎、今日買ってきたの開けますよ」と立ち上がった。
香りが移るので新しいグラスに氷をいれて、一升瓶とともに藤木さんのところにもっていくと
「お、さすがのんべい。いい仕事するね」
お褒めの言葉をいただいた。
今日買った焼酎は比較的どこでも手にはいるものだけど、香りが特徴的で好き嫌いが分かれる。私はいつも王道のものばかり飲むタイプなので飲んだことがなかったけど、好きな部類だ。