人事部の女神さまの憂い
「チャレンジャー求む、とか?毎月、月末の役員会の立花さんへの新規事業プレゼンコーナー、あれを学生さんにも門戸広げるってのはどうでしょう。いい提案であれば、社長にプレゼンできちゃうんだよって、うちのフランクな社風とか、それくらい新しいチャレンジを会社は求めてるんだよ、ってことPRするにはちょうどいいと思うんですよね」
「いいんじゃないかな。大輔にあげる前に、提案のクオリティ見てもらったりしないとだから現場に業務負荷かかっちゃうけど、そこの説得はユリ担当ね」
「はっ、はい。こんな思い付きで大丈夫ですか?」
ちょっとした思い付きだったのだが、香織さんが話を前に進めようとしていて不安に思っていると
「まぁ、悪くないね。ただ、それを単純に“チャレンジャー求む”じゃ、他のベンチャーとかわんないよね。見せ方かな。ニシユリってさ、うちの第一印象って、どんなだった?」
藤木さんの鋭いツッコミが。