人事部の女神さまの憂い


そして迎えた今日。

はっきりさせる、と決めたものの正直言ってこわい。

顔を合わせても、もしかしたら無視されるかもしれないし、またあの冷たい目で見られるかもしれない。ドキドキしながらも待ち合わせ場所につくと、既に藤木さんの姿が見える。

「お、かわいいじゃん」

私の姿を認めると、無邪気な笑顔でそう言ってくれる。

「ありがとうございます。でも、こんな格好久々でちょっと恥ずかしいです」

会社でニシユリ様を始めてから、仕事でも使えるようにと考えてしまって選ぶ服がどうしても、ニシユリ様モードのスタイリッシュな、自分としてはちょっと背伸びをしているものに寄ってしまっていたのだ。だから褒められたのは嬉しいものの、今の自分に似合っているのかもちょっと不安。


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