人事部の女神さまの憂い

「何年たってもそんな仲良くいられるとか、ほんといいですよね」

自分で思ったよりも、うらやましそうな声がでてしまった。

すると

「何年も一緒にいるからじゃない?ね、大輔」

「まぁお互いのダメなとこは良く知ってるからな」

さっきの言い合いから一転、甘い雰囲気をだしていらっしゃるお二人。

そんな雰囲気を振り払うために、素敵な琉球ガラスのグラスに入った森伊蔵を手渡してくれた立花さんにお礼を言いつつ

「酔わないうちに1つ仕事の話いいですか」

と仕事の話を振ってみた。すると、

「ユリ、仕事熱心なのはいいけど3分だけよ」

香織さんから時間制限を付けられてしまった。


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