くれなゐ症候群
お気に入りの真っ白いカーディガンに、チェックの赤いプリーツスカート。

身につけて登校した奈緒は、生まれて初めて周囲から奇異の目で見られるという経験をすることになった。


浮く、という表現そのものだった。


誰も、名前に「ちゃん」も「くん」もつけない。
男子も女子も呼び捨てで、教師もそれを意に介していなかった。


周囲になじめず、ぽつねんと過ごす。

そんな奈緒の心の支えになってくれたのが、修二だった。
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