くれなゐ症候群
「あたしたち、修二くんと同じ高校の同級生なんです」

千香が持ち前の負けん気をのぞかせて、こたえる。


「そんなとこだろうと思った」

軽い頷きとともに返されて、千香は対抗心をむきだしにする。

「カヲルさんは、どういうつながりなんですか?」


「あたし?
あたしはねー、修二の兄貴の女だったんだ」

「か、彼女さんですか?」
< 46 / 169 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop