くれなゐ症候群
修二にだけ、スポットライトが当たっているようだ。

すべてが修二のための時間のように感じた。

彼となんどか視線がふれ合った。

狭いライブハウスだ。
奈緒は前の列にいる。

奈緒がいることに、気づいただろう。

そうして修二がなにを思うのか・・・奈緒にはわからない。

怒るだろうか。

怒る・・・・なぜ、修二は怒ると思ってしまうのか。

それほど自分と修二の距離は隔たってしまっている。
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