【完】クールな君に告白します
オレと関わったせいで?
オレを好きだと言っていた女子が……?
思い返せば心当たりは沸き出る一方で。
まさか、そんなわけないと必死に言い聞かせるオレは、それでも恐怖に打ちのめされる日々。
噂はクラス中を駆け巡り、ひたすら怖がられ、担任さえもオレを見張るような視線を寄越していたことを自分自身がよくわかっていた。
「あの子よ、あの子。例の事件の……」
「やだ……っ、ウチの子、去年同じクラスだったわ」
後ろ指をさされることが増えていく毎日で。
紅葉の親父はその中心に立っていた。
保護者会に参加しにきた誰かの親はオレを見ては陰湿な視線を送り、同時に冷たい刃物ののような言葉を振り下ろした。
「ーーーあの子と関わると、呪われるわよ」
何を言っても、何を思っても、誰にも届かない。
それでも、当たり前にやってくる毎日が、ただ……苦しかった。