授かり婚~月満チテ、恋ニナル~
「なんか、別れたって噂だよ?」
「えっ!?」
白井さんのびっくり発言に声を上げる先輩たちに便乗して、私までギョッと目を見開いてしまった。
「ちょっ……白井さん、そこんとこもっと詳しく!!」
榎戸さんが、テーブルから身を乗り出さんばかりに食い付いてくる。
「理由はよくわからないんだけどね。でも、振られたって見方が有力らしい。まあ、そうだろうね。多分来栖君は結婚考えてただろうし、実際仕事帰りにジュエリーショップで指輪見てたとか目撃談もあったことだし……」
白井さんが首を傾げながらそう話すのを聞いて、私は大きく目を見開いたまま、ゴクッと唾を飲んでしまった。
別れた……来栖さんが、彼女と……。
その衝撃な事実が頭の中でグルグルと回る。
けれど、出会って好きになった時からずっと『来栖さんには彼女がいる』のが私にとっての現実で、それがいきなり……別れたと言われても、イマイチ現実味がなく全然ピンとこない。
「へえ~そっか~。……って言うか、それならまさにチャンスってヤツですよね?」
橋上さんがちょっと不敵にニヤッと笑いながら声を低めるのを聞いて、私は反射的に身体を震わせながら先輩たちの顔を窺い見た。
「なあに~? 悪い顔して。傷心に付け込むって言うの?」
「えっ!?」
白井さんのびっくり発言に声を上げる先輩たちに便乗して、私までギョッと目を見開いてしまった。
「ちょっ……白井さん、そこんとこもっと詳しく!!」
榎戸さんが、テーブルから身を乗り出さんばかりに食い付いてくる。
「理由はよくわからないんだけどね。でも、振られたって見方が有力らしい。まあ、そうだろうね。多分来栖君は結婚考えてただろうし、実際仕事帰りにジュエリーショップで指輪見てたとか目撃談もあったことだし……」
白井さんが首を傾げながらそう話すのを聞いて、私は大きく目を見開いたまま、ゴクッと唾を飲んでしまった。
別れた……来栖さんが、彼女と……。
その衝撃な事実が頭の中でグルグルと回る。
けれど、出会って好きになった時からずっと『来栖さんには彼女がいる』のが私にとっての現実で、それがいきなり……別れたと言われても、イマイチ現実味がなく全然ピンとこない。
「へえ~そっか~。……って言うか、それならまさにチャンスってヤツですよね?」
橋上さんがちょっと不敵にニヤッと笑いながら声を低めるのを聞いて、私は反射的に身体を震わせながら先輩たちの顔を窺い見た。
「なあに~? 悪い顔して。傷心に付け込むって言うの?」