真愛



顔を真っ赤にしながら3人分のご飯を盛り付ける。

いつものように楽がふざけたことをいって、それを殴る尊。

そんな2人を見て笑う私。

そんな日常がたまらなく幸せだった。

「それで〜?2人は夜の方はどうなんだろうね〜?ね、奈々ちゃん、尊ってやっぱり激しい?」

「おい、てめぇの頭ん中はお花畑か。それとも殺されたいのか」

楽の言葉に顔を赤くして口をぱくぱくする私。

他の人が見たら、餌を待つ鯉のよう。

絶対みっともない顔してる。

「だってー!奈々ちゃん、色気ムンムンなんだもん!絶対何かあった!!」

変なとこだけ勘が鋭いんだから…。

私はその質問には答えず、無心で洗い物をする。

恥ずかしすぎていえないわよ!

あまりにギャンギャンうるさいもんだから、尊が力ずくで追い出してしまった。

丁度洗い物も終わって、先にお風呂に入ることにした。

湯船に浸かると、自然と息が漏れる。

「ふぅーー…。疲れた後はお風呂に限るね…」

家事に加えバイトもしてるから疲れはいつもより増してる。

でも、尊のためだしきつくはない。

早く尊の喜んだ顔が見たい、ただそれだけ。

それからというもの、尊が家を空けてる隙にバイトしてはお金を貯めた。

バイト最終日に給料を貰ってお礼をいってその足でこの前の時計を受け取りに行った。

もちろん雪乃も一緒。

時計の裏のプレートに私と尊の名前も彫ってもらえた。

もうそれだけで心はいっぱい。

尊が帰ってくる前にと、雪乃と2人でマンションへ向かう。

「ほんと満足そうに笑っちゃって〜!尊さんにベタ惚れだね!」

「うん、好き。早く喜ぶ顔が見たい」

「ほうほう〜?これなら夜の方も順調なんだろうね〜♪」

その言葉に思わず吹き出す。

あまりにも驚きすぎて。






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