距離0センチ




腕だけじゃない。


肩幅とか、体格も男らしくて、でも綺麗なラインを描いていた。




なんとも魅惑的。


思わず魅入ってしまう。




「じゃあ、俺行ってきます!」

「うん。頑張って」




去っていく立花君を見ながら、不意に知った、彼の男らしさにドキドキしていた。




いままで犬に飛びつかれている感覚だったのが、一気に変わった。





違う、変わったんじゃない。




そう思わないようにしていただけ。


それがもう、嫌でも意識させられてしまう。




< 28 / 124 >

この作品をシェア

pagetop