世界はきみに恋をしている。
「普通ってなによー。
頭染めたり、その無駄に派手なTシャツが普通っていうのか!」
「いや俺、これが地毛だし。
派手なTシャツっていうか、こういうのしか持ってないだけ。」
ミウは意外そうな顔をする。
まあそれもそうだ。
自分でも自覚しているけど、俺の外見はそれなりに、てか多分かなり目立つ。別に好き好んでこんな外見になったんじゃないけど。
「そうだったんだ…。
ノガミくんって遊び人のイメージなのに」
ミウの発言に思わず笑う。
遊び人ってなんだよ。俺はミウの中でどんなイメージなんだ。
「別に好き好んでこんな外見になったんじゃねーよ。まあ、派手な色が好きなのは認めるけど」
「本当に、ノガミくん派手だもんねえ」
それは褒め言葉なのかけなしているのか。ミウはじろじろと俺を見る。まあ、いい意味で言われたことなんて今までほとんどないけど。この外見に寄ってくるのは、いつも頭の軽い女ばっかりだから。
「んー、でも…」
ミウが、俺の返答を待たずに、まっすぐにこっちを向いて口を開いた。
「私は今のノガミくん、すきだなあ…」