神と忌み子
2.魔法大会
「今日、魔法大会が行われる。これから、対戦相手を決める。…アラン・バルバトス、貴様からだ」
アランは無表情でくじを引いた。
アランの番号は、0118だった。
「貴様は、先生方と対戦するのだな。…リア・クラウド、次!」
「はい!」
私もくじを引いた。私は…0726かぁ…。
「貴様は…Aクラスの優等生…。次!」
私は、先生の近くに紙を置くとアランが座っている席に行った。
「アラン、先生達となんだね。頑張って!」
「…ああ」
「アラン~!俺、やっと1111引けた!」
「良かったな、イオリ。頑張れよ?」
「ああ!」
アランとイオリとウグラは仲が本当に良い。私もアランの友達になれるかな…。

……
「おっきーい!」
「確か…王族が主催者だから、やっぱり王族の所有物を使ってるみたいだよ」
ウグラが、解説してくれた。やっぱり、ウグラの目がキラキラしてる。
「…まぁ、でっかいのは当たり前だろ?」
「アラン、でっかいのは当たり前じゃなくて、貴重なの。良い!?」
「…ああ」
アランとイオリは、前に来たことがあるらしくそこまで、興奮していなかった。
「…入ろう」
アランが言った途端、私達は競技場に入っていった。
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