今日も明日もそばにいて
「私達は、身体が先っていう、そんな始まり方になるの?」

「…んん。してきた事通りなら、そうなるだろ。でも好きは確認してた。
段階をきちんと踏みたかった?んー…告白して、OKを貰って、つき合って…手を繋いで、大分経ってから、キスして…また暫く経ってからスる?」

「ううん。大人だもん。って、…身体は大して大人になって無いんだけど」

いや、経験が無いだけで身体は魅力的な大人だろ?

…。

「いいの。あのね…聞く事じゃないけど…私に…飽きたりしない?」

あ、また、…不安で、縛ろうとしてると思われないかな。

「そんな事。何も考えないでいいから。考えられないようにしてあげます。俺は貴女に飽きたりしない。何に飽きるって言ってるんです?まだまだ知らない事ばっかりだ。知ったからと言って飽きたりしませんよ?この身体も…まだよく知らない、…貴女のモノじゃなく、俺のモノにして行きますから。飽きるなんて言ってる暇は…そんな余裕ありません」

ん、…唇が触れた。

「好きですよ、…この唇も。どこもかしこも…何もかも…」

…ん、唇を食む。あ…身体も。…甘いのだと思う。この、身体の力が抜けてしまいそうな感覚が、きっとそうなのよね。…キスの経験だって、無いようなものだった。
食べられるみたいに、上唇だったり、下唇だったり、ゆっくり食まれると、それだけで身体ごと熔けてしまいそうになるし…。まして、探るように深く口づけられてしまうと…。思考もどうにかなってしまいそうなくらい気持ちよくて…。そう…これが狂おしい程好き…という事…。

ん、あ…決して聞きたくは無い。絶対聞かない。神坂君がどんな人とどんな風につき合って来たかなんて。私は聞かない。…どんな風に女の人を抱いたのかなんて…甘く切なくさせて……。嫌…知りたくない…。あ。

「はぁ…何考えてる?まだ…余裕があるって事?」

髪を梳かれた。…違う、余裕なんて元々から無いの。違う。勝手な…ヤキモチ…。考え事…。

「ぁ、……そんな…駄目、ぁ」

「…まだ、余裕?…優しくするの、やめようかな…ん…」
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