今日も明日もそばにいて
「明日はどうやら雨のようですね。そうだ、映画に行きましょうか?雨の日の映画はベタらしいですが。レイトショーもいいですね。カップルシートでイチャイチャしながら観ますか?やっぱり、実季はラブストーリーがいいですか?…今、上映してるのって何ですかね…」
「映画嬉しい、いいね。でも、どこにも行かない日にしてもいい。一緒に居るなら部屋でいいの」
「実季?」
「一緒に居られる時って、どこかに出掛けてるでしょ?」
「そうですね」
「だから、明日は部屋がいい。部屋でゆっくり、一緒に昼寝したりする」
「はぁぁ。実季…。外に出掛けて、人の目があるから抑えられる部分もあるんですよ?」
「え?」
「俺の問題です。ずっと一緒に部屋に居たら、俺は、ヤりたいばっかりになってしまう」
「ぇ、え?」
「男ってそんなヤツなんです。って言うか、俺が。…なんて言うか、実季を知ってしまったから。少々の理性なんかでは、今はこの欲望に太刀打ち出来ません」
「あ、あ、そういうものなの?」
「はい」
はいって、そんな自信たっぷりに返事されても。じゃあ…まずいじゃない?
「えっと、映画、行きましょうか。昼間でもレイトショーでも、どっちでもいいから」
「もう行きませんよ?実季が部屋がいいと言ったから」
「それは…ね?」
今となっては撤回する事も出来ないのね。
「という事で、今夜から普通に…」
あ、普通にって、何?…普通なんでしょうか?またこの前みたいに動けなくて、何も買いに行けなかったら…。
「あー、心配しなくても買い物はしてあります。食材も沢山冷蔵庫に入れてあるし、疲れ果てたら、すぐ食べられる冷凍食品もバッチリです。アイスクリームも各種あります。それ以外欲しいモノがあったら、俺がコンビニに行きますから」
…もう、流石としか言いようが無い。