カミレンジャー! その4
「お待たせしました・・・。よく怖気ず、来たなカミレンジャー!だが、貴様たちの命もここまでだ。」

 あの・・・ジャングルジムさん・・・そこまでいきなりキャラチェンジしなくても・・・。

「うるさい!よくも、白井キミ代さんを殺害してくれたわね。私たち正義の味方カミレンジャーは、そんな卑劣なアナタなんかに負けはしない!」

 ようやく出番が来たのかと、ノリノリで語るピンク。

 多少呂律が回ってない。

 こいつ……さては、ジャングルジムたちが話してる間ずっと飲んでたな………。

「えぇ!私、そういう設定になっているんですか?」

 知らなかったのか!

「えっと・・・。違うなら違うって言った方が良いですよ、ジャングルジムさん。あの原因も分かっていますから・・・。」

 冤罪ってこうやって立証されるのかなぁ~・・・。

「えっと…フッハハハハ…そうさ、あの女を殺害したのは私さ。だが、安心しろお前たちもすぐに、同じところに送ってやるぜ。」

 乗るんですね・・・?

 あぁ~、とことん良い人(????)だな~・・・。

「そうは行かないわ。ブルー合体よ!」

 人様の家の前で何してるのだろう?俺たち・・・。

 でも、後には引けないんだろうな・・・。

「はぁ・・・でも、合体って・・・?」

「気合だ!」

 声はロボの下から聞こえた。

 顔を向けてみると、そこにいたのは白山さんからもらったお茶を飲みながら、ノンビリと見学を決め込んでる、レッド、イエロー、ブラックの三人。

 声はレッドのものだろう・・・。

 あいつら・・・なにしてんねん?

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