チャット恋愛注意報!!(新)
真っ直ぐ。
ただただ真っ直ぐに、フジヤマはそう言った。
「お前の弟が俺に話してくれたよ、『元気なお婆ちゃんになるのが姉の目標なんだ』、って。 だから俺は その目標に向かって歩くお前のそばに居たい」
ニッとフジヤマは笑う。
それは、普段と何も変わらない笑顔だった。
「婆さんになった千歳を、爺さんになった俺が支えるよ。 だから俺と結婚してほしい」
……いつも馬鹿なことばっかり言ってるフジヤマの、本気の言葉。
それを目の前で聞いた千歳さんは、涙を拭いながら小さく頷いた。
「ありがとう……本当に、ありがとう……」
「イエス、ってことでオッケー?」
「わ、私ほんとに、迷惑ばっかりかけちゃうよ……?」
「だーかーらぁ、迷惑かどうかを決めるのは俺だっつーの」
千歳さんの居るベッドに移動して座ったフジヤマが、コツンと千歳さんの頭を叩いた。
とても優しく、愛しそうな顔で。
「『雪村』をやめて『沢口』になりなよ。 ね?」
「……うん。 ありがとう、フジヤマ」
「はい、そこは本名で呼ぼうな」
「あっ…ご、ごめんなさいっ……!!」
「まぁ、フジヤマって呼ばれる方が慣れてるから、全然いいけどなっ」
ニシシッと笑ったフジヤマが、私たちの方へと向き直る。
……その直後、ギョッとした顔でYUKIを見た。
「ちょっ、お前泣いてんのっ!?」
……えっ?
YUKIが、泣いてる……?