チャット恋愛注意報!!(新)
「心配しなくても、私はユージのそばに居るよ?」
「……でも相手はYUKIだよ? 男の俺から見てもカッコイイって思う奴なんだから、きっかけがあれば普通に惚れるんじゃない?」
「惚れないよ。 ……多分、だけど」
「多分かい。 ハァ……まったくもう、心配のし過ぎでハゲそうだよ……」
「……ユージが、ハゲる……」
「想像すんなっつーの」
繋いでた手とは逆の手で、頭をコツンと叩かれる。
ユージは呆れたように言いながらも、楽しそうに笑みを浮かべていた。
その顔を見ながら私も笑い、会話を続けていく。
──電車に乗ったあともそれは変わらず、私たちはずっと笑顔のまま話をしていた。
そして、最初に待ち合わせしていた○○駅へと到着する。
私たちは一旦外に出て、ロータリーに設置されているベンチへと腰かけた。
太陽はだいぶ沈み、街には明かりが灯り始めている。
ここからお互いに1時間かけて帰路に着くことを考えると、もう今日はお別れしなくちゃいけない。
YUKIとフジヤマ、そして千歳さんに会えたのはすっごく嬉しいけれど、ユージと二人で過ごす時間は少なくなっちゃったから、やっぱりちょっとだけ寂しいな……。
でも、今日で終わりじゃない。
また今度会えるから、悲しい顔はしない。
今日は、笑ってお別れだ。