闇に咲く華
不良がいてもいなくても、私の学校生活は変わらない。
隣の席というのはちょっと想定外だったけれど。
とはいっても御影白玖は、授業中ほとんど寝ているので、ある意味静かだった。
昼休み、コンビニへ行ってから開放されている屋上へと向かい、ひとりでお昼を食べる。
寂しいだとか、そういう感情はもうスッカリ感じなくなっている。
最初からひとりでいると、それはそれで当たり前でいられるのだと気づいたからかもしれない。
誰かに自分を理解してもらうだとか、見せかけだけの友情なんてもういらないんだし。
ある日突然、すべてを失うなんてこと、絶対にしたくない。
あんな思いをするのは、一度でじゅうぶんだから。
誰だって、出来ることなら傷つきたくないと思う。
それは私も同じだから……。
少しゆっくりし過ぎたせいか、次の授業のチャイムが鳴ったときには、まだ階段を降りていることろだった。
そして教室へ入ると、なぜか誰もいないことに気付く。
え……。
まだ授業はあるはずなのに。
ひとりで戸惑っていると、ガラガラと扉が開き、女子が駆け込んできた。