闇に咲く華


「昨日一緒に帰ったの」


「小池と?」


「うん。方向が同じところまでだけど」


「ふーん」


「白玖って、学校終わりはいつも大牙たちと一緒だよね」


「いつもでもねえけどな」


帰りは朝ほど一緒になることのない白玖は、いつも大牙や壱とどこかへ行ったりしているみたいだから。


「どこ行ってるの?」


そう聞くと、一瞬の間を空けてから、首を傾げるようにして考える。


「どこって……別に、言うほどのとこは行ってねえよ。壱の家とか、俺の家とか、後はたまに他の学校のやつらと遊んだりするくらいだな」


「そうなんだ……」


他の学校ってのがどこのことなのかわからないけれど、その辺はあまり突っ込んで聞きたくないので軽く返した。


突っ込んで聞きたくないのには、それなりの理由がある。


なぜなら、どれだけノンキだとしても、やっぱり白玖たちは不良と呼べる人種だから。


過去の自分を知る人間やDEEP GOLDのメンバーがこの辺りにいるとは思えないけれど、さすがにゴールドの存在は不良なら誰でも知っているはず。


もしかしたら、白玖の遊んでいる他の学校の不良の中には、ゴールドと繋がりがある人間がいるのかもしれない。

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